発熱が生じる小児の疾患【看護師サポートナビ】

子どもの麻疹

子どもの麻疹は、とても怖い病気です。

 

急性で、伝染力が強く、麻疹ウイルスの感染によっておこる
急性熱性発疹性疾患です。

 

近年は、予防接種の普及によって流行が減少していますが、
小児期に感染せず、大人になってから感染する人、
予防接種を受けていない子どもが感染するなど、
毎年麻疹で命を落とす人もいます。

 

麻疹の原因

 

麻疹の原因は、麻疹ウイルスによる感染です。

 

麻疹に感染している人からの飛沫感染や直接感染によって感染し、
潜伏期間は10日です。

 

麻疹の症状

 

麻疹に感染すると、始めは咳やくしゃみ等の風邪の症状ですが、
熱は高熱になります。

 

熱が出てから2〜3日後に、口の中の頬の内側に
コプリック斑という斑点ができます。

 

発熱後から3〜4日後に一度熱が下がりますが、
再び熱が上がります。
このとき、始めの熱よりも高い熱が出るので、
熱性けいれんを起こす子どももいます。

 

また、最発熱の時には発疹が現れ全身に広がります。

 

目が充血したり、咳などの症状も酷くなります。

 

はじめの熱から10日くらいすると
症状が落ち着いてきます。

 

発疹も剥がれ落ちて治ります。
発疹がキレイに治るまでには日数がかかりますが、
跡が残ることはありません。

 

麻疹の合併症

 

乳児や基礎疾患のある子どもの場合は、
麻疹が重症化することがあり、40℃を超える熱、
チアノーゼ、けいれん、呼吸困難、出血、昏睡、心不全などをおこし、
亡くなることもあります。

 

また、重症化すると、始めの熱から10日を過ぎても熱が下がらず、
肺炎を合併したり、亜急性硬化性全脳炎という後遺症が起きる事もあります。

 

麻疹ワクチンが開発され、予防接種が行われるようになってから、
死亡に至る患者さんは少なくなっています。

 

重症化することがないように、早めに予防接種を受けておくことをおススメします。