発熱が生じる小児の疾患【看護師サポートナビ】

川崎病の検査・治療と看護師が行う観察ポイント

川崎病は、心臓に後遺症を残すことがあるため、急性期の段階から、
小児の循環器系疾患を診る事ができる医療機関での治療が必要です。

川崎病の検査

川崎病の検査

 

川崎病では、心エコーによる冠動脈の観察が重要です。

 

冠動脈の拡大や冠動脈瘤が現れやすい時期は、
発症後、2〜3週間です。

 

定期的に心エコーを行い、
そのほかにも胸部X線検査、心電図、血液検査等を行います。

 

血液検査では、白血球の増加、CRPの上昇、
赤血球沈降速度(血沈・赤沈)の亢進がみられます。

 

川崎病の治療

 

急性期の治療では、炎症抑制のためのアスピリン投与と、
冠動脈障害予防のために血液中の抗体である
γグロブリンの大量療法が行われます。

 

 

<看護師が行う川崎病の観察ポイント>

 

川崎病は、高熱だけでなく皮膚粘膜に症状が強く出ます。

 

まず、顔の観察をし、口腔内の観察、発疹の状態、手先や指先の観察を行い、
心臓の聴診を行います。

 

顔や口腔内をみるときは、付き添っているお母さんなどに協力を得られると良いでしょう。

 

口の中を見るときは、「あ〜んしてくれる?」、「ベロをだしてくれるかな?」など、
小さな子どもにも分かるような言葉で表現して観察します。

 

呼吸音や心音を聴くときに、同時に胸や腹の部分を観察します。
川崎病の発疹は、不定形です。

 

悪寒がある場合や、ぐったりしているときには無理をしないようにして、
着替えや清拭の時に体の観察をします。

 

BCGを受けている子供の場合は、接種部位も発赤します。