発熱が生じる小児の疾患【看護師サポートナビ】

喉が痛くなる溶連菌感染症

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌による感染症です。

 

溶血性連鎖球菌は主にのどに感染し、咽頭炎や扁桃炎、
小さく赤い発疹を伴う猩紅熱等の病気を発症します。

 

高熱とともに全身の皮膚に赤い発疹が強く出て、
命を奪うこともあった「猩紅熱」は、
死亡率の高さから法定伝染病に指定されていましたが、
現在は抗生物質で治療すれば自宅でもケアできる病気になっています。
そのため、猩紅熱という病名は使われなくなり、
溶連菌感染症のひとつとして治療されるようになりました。

 

溶連菌感染症は、高熱とのどの痛みが強いというのが特徴的な症状で、
赤い発疹が全身に広がります。

 

一般的に乳児が感染することは少なく、
幼児や学童が中心に感染します。

 

また、患者の子どもの家族にも感染します。

 

初期症状は風邪に似ていますが、
抗生物質での治療が必要です。

 

溶連菌感染症の症状

 

高熱が出てのどの痛みがとても強く、
吐き気や嘔吐、腹痛、頭痛、筋肉痛、関節痛等の症状が出ることがあります。

 

のどの炎症が酷くなり、首のリンパ節が腫れるなどすると、
中耳炎を起こすこともあります。

 

発症してすぐは、舌が白い苔に覆われたようになり、
3〜4日すると苺のように赤くぶつぶつなる「いちご状舌」になるのも
溶連菌感染症の特徴的な症状です。

 

溶連菌感染症の治療

 

溶連菌感染症の治療は、抗生物質の服用をすることです。

 

抗生物質をきちんと呑むことによって、
熱は1〜2日で下がりますし、発疹もよくなります。
のどの痛みも一週間くらいで治ります。

 

指先の皮膚がべろべろに向けてきますが、
ほとんどは3週間程度で治ります。

 

溶連菌感染症は、ウイルス性の風邪とは異なり、
細菌の病気なので、自然に治りません。
処方された薬を、きちんと飲みきることが必要です。

 

溶連菌感染症の合併症

 

溶連菌感染症は、急性腎炎、高熱、関節の痛みが起きるリウマチ熱、
アレルギー性紫斑病などの合併症を起こすことがあり、
このような合併症を起こすと治療が長引きます。
そのため、医師の許可が出るまで、
10〜2週間ほど、薬を飲み続ける必要があります。

 

薬を飲み終わってからも、治癒したと自己判断せず、
検尿をして、血尿が出ていないかを確認することが必要です。