発熱が生じる小児の疾患【看護師サポートナビ】

ヘルペス性歯肉口内炎

ヘルペス性歯肉口内炎は、単純ヘルペスウイルスI型による感染によって起きる病気です。

 

主に、生後6ヶ月の乳児から3歳くらいまでの子どもに見られますが、
近年は15歳くらいまでの子どもにも見られることが多くなっています。

 

唾液や口唇病変に直接触ることによって感染し、
家族内での感染もあるため、食器等は別にします。

 

 

ヘルペス性歯肉口内炎の症状

 

ヘルペス性歯肉口内炎は、口の中に口内炎が多数出現し、
歯茎が赤く腫れます。

 

口の周りの皮膚に、水泡ができることもあり、
歯磨きをすると出血します。

 

口やのどの痛みがあり、よだれが多くなり、
発熱は高い熱が2〜5日続きます。

 

痛みは5〜7日ほど続き、2週間くらいで治癒するのが一般的です。

 

口の中の強い痛みのため、食事を摂ることができない場合が多いです。

 

なるべく刺激の少ないもので、水分を多めにあげるようにします。

 

乳酸菌飲料やジュースは、痛みが強くなることがあります。
口当たりの良いプリンやゼリー、牛乳、アイスクリームなどがおススメです。

 

食事の後は、ぬるめのお湯などで嗽をし、
口の中を清潔にしておくようにしてください。

 

歯磨きは、歯肉の炎症が治るまでしないようにします。

 

とにかくとても強い痛みのため、食べられず、飲めず、脱水に至ることがあります。

 

少量ずつ回数を分けながら、水分が摂れる様にしていくことが必要です。

 

 

ヘルペス性歯肉口内炎の合併症

 

まれに、単純ヘルペスウイルスによる急性脳炎が起きる場合があります。

 

痙攣や意識障害が見られるときには、救急車を呼び、病院を受診します。