発熱が生じる小児の疾患【看護師サポートナビ】

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

耳の下や顎の下が腫れて痛むおたふくかぜは、
「流行性耳下腺炎」という病気で、
ムンプスウイルスの飛沫感染によって耳下腺炎や顎下腺炎を起こすものです。

 

顔が、おたふくのように腫れるので
「おたふくかぜ」といいます。

 

ムンプスウイルスの潜伏期間は、2〜3週間です。

 

流行しやすいのは、春から冬にかけてで、
幼稚園や保育園などの集団生活の場で流行します。

 

流行性耳下腺炎の原因

 

流行性耳下腺炎は、おたふくの患者さんの
咳やくしゃみからの飛沫肝炎によって感染します。

 

流行性耳下腺炎の症状

 

ウイルスは口や鼻から侵入し、
気道の粘膜で増殖したあと血液中に入り、
全身に広がって耳下腺や顎下腺が腫れるなどします。

 

また、発熱、疲労感、だるさなどの
全身症状も強く出ます。

 

症状は、3日目くらいがピークで、その後3日から一週間くらいで徐々に治っていきます。

 

流行性耳下腺炎の合併症

 

流行性耳下腺炎のムンプスウイルスは、
髄膜炎や睾丸炎、卵巣炎などの合併症を引き起こすことがあります。

 

また、難聴や膵炎になる場合もあります。

 

赤ちゃんの場合は特に、流行性耳下腺炎の合併症により難聴になると、
言葉の発達に大きく影響するため、
早期に発見し、適切に対応することが必要です。

 

流行性耳下腺炎の予防接種

 

ムンプスの予防接種は、90%に効果があるといわれています。

 

残りの10%には、免疫が付くというまでの効果は得られませんが、
それでも、感染した場合は、予防接種をしていない場合よりも
症状が軽く済むことが多いです。

 

年齢が高くなると重症化することがあるので、
3歳くらいまでに済ませておくと良いでしょう。